​【球状コロイドクラスターの光学特性と形成メカニズム】

　球状コロイドクラスターは作製条件に依存して異なる内部構造を持つことが最近明らかになり、その構造には正二十面体や十面体の対称性を持つ構造、FCC格子の単結晶構造などがあります。構造ごとに異なる光学特性を示すため、顔料や比色センサーなどの光学材料への展開が期待されています。しかし、これらの多種多様な構造の形成メカニズムは未だ明らかになっていません。本研究では、各構造の詳細な光学特性を調査し、形成メカニズムの理解を目指しています。

【バイオインスパイアード材料の作製】

　生物や植物の有する構造や機能に倣うことで、新しい特性を持つ材料の開発に取り組んでいます。

　　例：アカエリトリバネアゲハの反射機構に注目した構造色材料

　　　　カワセミの羽根を模倣した色の角度依存性の小さい材料

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【生物が有する構造色の起源】

　鳥や昆虫などの持つ構造色、特に極小曲面に基づくフォトニック結晶の光学特性の起源を解明しています。

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